大谷翔平「52本塁打・52盗塁」到達、残り8試合に「無心でしっかり自分の役割を」
米大リーグは20日、各地で行われ、ドジャースの大谷はロッキーズ戦に1番指名打者で出場し、2試合連続の本塁打となる52号2ランを放ち、52盗塁目となる二盗を決めた。4打数3安打2打点で、6―4の勝利に貢献した。
前日に前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成した大谷が一回の打席に向かうと、本拠地のファンからスタンディングオベーションでたたえられた。ヘルメットを取って掲げ、歓声に応えた大谷は「すごいうれしかったし、感激した。初めてのシーズンで、こういったことをやってもらえるだけで幸せ」と喜んだ。
マイアミで「51―51」まで伸ばした。試合後の夜間に飛行機で約5時間かけてロサンゼルスに戻り、およそ半日後に球場入り。厳しい日程でも、移動の疲れを感じさせなかった。
1点を追う五回二死二塁で、見送ればボール球の高め92・1マイル(約148・2キロ)の直球を、背中を反らすようなスイングで振り抜き、中堅左への52号2ラン。七回は一塁への打球を内野安打とし、2番ベッツの初球にスタートを切った。捕手は送球せず、52盗塁目となる二盗が決まった。
レギュラーシーズンはあと8試合で、「いいアットバット(打席)を続けて、(記録を)意識したら伸びていかないものだと思うので、無心で、しっかり自分の役割ができるように頑張りたい」と大谷。立ち止まる気配はない。