レバノン情勢受け、自衛隊機を周辺国に派遣へ 木原防衛大臣が命令
木原防衛大臣は、イスラエル軍とイスラム組織の交戦が続く中東レバノンに在住している日本人の退避に備え、自衛隊機を周辺国に派遣し待機するよう命じました。
中東レバノンでは、現地に拠点を持つイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」と、イスラエル軍の交戦が続いています。
防衛省によりますと、きょう、上川外務大臣から木原防衛大臣に対し、レバノンに滞在する日本人の国外退避に向けた準備要請があったということです。
これを受け、木原防衛大臣は航空自衛隊の輸送機を周辺のヨルダンとギリシャに派遣し、待機させるよう命じました。
外務省関係者によりますと、レバノンには現在50人ほどの日本人が滞在しており、このうち国外退避を希望しているのは10人に満たないということです。