兵庫競馬の松本幸祐騎手が死去 調教中の事故で
兵庫県尼崎市の園田競馬場で1月13日午前6時ごろ、調教後に厩舎に戻ろうとした馬が制御不能となり、馬場に戻って他の2頭に激突した。
3頭のうち1頭に騎乗していた松本幸祐騎手(43)が落馬し、意識不明の状態で尼崎市内の病院に搬送。同日、兵庫県競馬組合から亡くなったことが発表された。別の2頭に騎乗していた40代と30代の騎手は軽傷だという。
松本騎手は2002年10月14日に曽和直栄厩舎からデビューし、同年11月6日に初勝利を挙げている。ここまで重賞勝ちはなく、地方通算7624戦261勝。
◇騎手の死亡事故 昨年3月24日に、塚本雄大騎手(享年25)が同日の高知競馬のレース中の落馬で、コースに激しくたたきつけられ、救急搬送されたが同日、死亡が確認された。また、JRAの藤岡康太騎手(享年35)が同4月6日の阪神競馬で騎乗馬がつまずいた際に落馬し、後続の馬と接触する形となり、救急搬送されたが、同10日に死去した。