大阪・ミナミの商業ビルを燃やそうとしたとして、ビルに入る飲食店の元従業員の男が、逮捕・送検されました。店長に対する逆恨みの可能性があるということです。

31日に送検された村上勝宣容疑者（29）は昨年の大みそか、大阪市中央区の自身が勤務していた飲食店が入る商業ビルに侵入して火をつけ、ビルを燃やそうとした疑いがもたれています。火はビルの関係者が気づいて、すぐに消し止められ、ケガ人はいませんでした。

警察によりますと、村上容疑者は事件の数日前に、店長から客の忘れ物のイヤホンを盗んだ疑いをかけられて口論になり、「気をつけろよ」と言って店を辞めていたということです。

調べに対し、村上容疑者は「話すことはない」と容疑を否認していますが、店長を逆恨みして犯行に及んだ可能性があるとみて調べています。