「母から殺してと言われた」自宅マンションで両親を殺害した殺人の罪などに問われている16歳の少年 初公判で起訴内容を一部否認 横浜地裁
去年2月、神奈川県相模原市の自宅で両親を殺害した罪などに問われている16歳の少年の初公判で、少年は起訴内容を一部否認しました。
相模原市の16歳の少年は去年2月、自宅のマンションで父親(当時52)と母親(当時50)を包丁などで刺して殺害した罪などに問われています。
きょうの初公判で、少年は「母から殺してと言われたので殺害しました」と殺人の罪での起訴内容を一部否認しました。
検察側は冒頭陳述で「万引きをしたことで父親から外出禁止と言われたが、交際相手に会いに行きたいと思い、父の殺害を決意した」「帰宅した母が通報するのを阻止するために殺害した」と指摘しました。
一方、弁護側は「父親を殺害後、母親に『いっそ殺してくれ』と言われ、自らも自殺することを考えていたため、母親を1人残すのはつらいのではないかと思い、殺害した」として、母親については嘱託殺人が成立すると主張しました。