ミャンマーで特殊詐欺のかけ子させられた男子高校生「直属の上司は日本人」
ミャンマーで監禁され、特殊詐欺に加担させられたとみられる日本人の男子高校生が「直属の上司は日本人だった」などと話していることがわかりました。
捜査関係者によりますと宮城県に住む17歳の男子高校生はオンラインのバトルゲームで知り合った藤沼登夢容疑者に誘われ、タイ経由でミャンマーの国境地帯にある犯罪組織の拠点に連れ去られ、特殊詐欺のかけ子をさせられていたとみられています。
高校生はタイ当局に保護されすでに帰国しています。タイ当局などによりますと男子高校生は「高齢者が多い日本の2つの県を標的に高齢者をだますように指示された」「1週間くらい警察官をかたって詐欺の電話をかけていた」などと説明していたということですが、その後の捜査関係者への取材で「直属の上司は日本人で、その人から指示を受けていた」などと話していることがわかりました。
一方、愛知県に住む16歳の男子高校生は中国マフィアの拠点から保護されたとみられていて、タイ当局はこうした拠点の一掃と監禁されている外国人らの解放を急いでいます。