現金落とし物44億9000万円 24年の都内1年間、過去最多
東京都内で昨年1年間、警察に届けられた現金は約44億9千万円(前年比1.8%増)に上り、過去最多だったことが分かった。
警視庁遺失物センターが4日までに明らかにした。1件としての最高額は約1160万円。
同庁は新型コロナウイルス対策の緩和による人の流れの回復や、インバウンド(訪日客)の増加などが要因とみている。
遺失物センターによると、約32億3千万円が持ち主に返還され、約5億7千万円が拾得者に引き渡された。約6億6千万円は持ち主が判明しないなどの理由で都の歳入となった。
警視庁に届け出のあった拾得物の総数は約440万件で、前年と比べ7.8%増加。過去最多となった。