【DDT】救急搬送された高梨将弘は頸椎損傷の可能性 リングドクターに「下半身が動かない」と訴えていた
DDTの「旗揚げ28周年記念大会」(20日、東京・後楽園ホール)のメインで、KO―D無差別級王者のクリス・ブルックス(33)に挑戦した高梨将弘(42)が試合後に動けなくなるアクシデントが発生した。
試合は序盤から一進一退の激しい攻防となったが、終盤に高梨は雪崩式プレイングマンティスボムを被弾。最後は正調のプレイングマンティスボムで脳天からマットに叩きつけられて3カウントを聞いた。
すると試合後、高梨は立ち上がれず、クリスの持つマイクに向け「DDTメンバー、DDTファン、ありがとう、愛してます」と話した。
その後も動けずに観客が見守る中、救急隊が到着。首を固定する処置を施された後に、慎重にストレッチャーに乗せられ観客から声援を送られながら都内の病院に搬送された。
その後、高木三四郎副社長は「必ず戻ってきてくれると信じています。高梨将弘にエールをお願いします」とマイクで呼びかけた。
応急処置にあたった金村良治リングドクターによると、高梨は意識があるが上半身のしびれがあり、下半身が動かないと訴えていたとのことで頸椎損傷の可能性が高いという。
ケガの程度に関しては「これから病院に行ってMRIを撮って、写真を切ってみないとなんとも言えないです。(首の骨に)ひびが入っているだけなのか、折れているのか、あるいは神経に触れているだけなのか。それによって治療や復帰も変わってきます」と話した。
高梨の状態が心配される。