【ネットから拒絶反応も】春ドラマ『子宮恋愛』予告編公開もタイトルが物議…“生々しさ”の裏にある原作者の意図とは
3月24日、新たに木曜0時59分枠でスタートする『子宮恋愛』(読売テレビ・4月10日スタート)の予告編の映像が公開された。しかし、そのインパクトの大きいタイトルが物議を醸している。
「『子宮恋愛』は、2021年より配信が開始されていた、作家・佐々江典子さんが描いたウェブ漫画が原作で、今回、松井愛莉さん主演でドラマ化が決定しました。漫画が配信された当時からそのインパクトの大きいタイトルはSNS上で話題となっていました。佐々江さんは『ドラマ化されることで、視聴者の皆さんにどのように伝わり解釈されるのか今から楽しみです』と、放送を目前とし、前向きなコメントを残されています」(テレビ局関係者)
ネット上ではドラマ化を喜ぶ原作ファンがいる一方、衝撃的なタイトルに批判が殺到している。
《いや、流石に無いわ……。子宮で恋とか気持ち悪い!》《こんなの地上波で放送するなよマジで恋愛感情を子宮の疼きで表現するなんて…》《時代に逆行する気満々の気持ち悪いドラマしか作れないのなんで?》と“拒否感”を抱く人が続出している。
「作家の佐々江さんは『女性の逃れられない本能(子宮)から生まれる感情やしがらみを描いてきました。それは綺麗なエピソードばかりではなく、セックスレス、モラハラ、不倫など重苦しく感じるエピソードが盛りだくさんでした』と、タイトルの由来もコメントしています。つまり、女性が恋愛で感じる感情をリアルに描写するために“子宮”というワードをチョイスしたというわけです」(前出・テレビ局関係者)
だが、臓器の名前を持ち出して、女性の本能を表現するという手法に、多くの人は抵抗感を持っているようだ。
「これまでも、セックススレス、不倫などセンシティブな内容を扱うドラマは数多くありましたが、ここまで“生々しい”表現は珍しいですね。さらに、一部のユーザーは、“子宮”という言葉を使うことで、不倫を正当化しているのではないかと批判しています。子宮は、これまでも女性性を語るうえで、一種の象徴として使われたり、スピリチュアルな世界で神秘性を帯びた臓器として扱われることが多いです。
こうした文脈を踏まえたうえで使ったのでしょうが、あまり理解を得られていないようです。作品全体を通じて、わざわざ子宮という言葉を使った意味が出てくるのかどうか、気になるところですね」(前出・テレビ局関係者)
話題性は抜群だが、はたしてどれだけの人が視聴するのか……。