水原一平被告賭博スキャンダル≠ェアニメ「ザ・シンプソンズ」でリメイク=@大谷翔平役も登場
米テレビ史上最長寿番組とされる人気アニメ「ザ・シンプソンズ」に水原スキャンダル≠ェ取り上げられる。社会風刺性の強い同番組はこれまでもMLBの実際に起きた事件や陰謀論などを題材としてきたが、27日(日本時間28日)放送分ではドジャース・大谷翔平の通訳だった水原一平被告が引き起こした詐欺事件がモチーフとなっている。米メディア「ジ・アスレチック」などが報じた。
登場人物のモー・シズラックがマケドニア人の通訳を装い、架空の二刀流スターをプロチームに勧誘。そこから派手なオッズに誘惑され、ギャンブル依存症に陥っていく。シズラックは混乱を隠そうと必死になり、真実を歪曲して、最終的に責任を負わされるという内容だ。
大谷の元通訳の水原一平被告は昨年3月、ギャンブルの弁済に充てるために大谷の口座から1700万ドル(約26億万円)を不正に送金していたことが発覚。前代未聞の大スキャンダルに発展し、水原被告には今年2月に銀行詐欺、虚偽納税の罪で禁錮4年9か月などが言い渡された。
リアルなパロディに「エッセンシャリースポーツ」は「風刺と現実の境界線はかつてないほどあいまいになっている。シズラックが道徳的な羅針盤となるとなおさらだ。MLBが(合法の)スポーツ賭博との結びつきを深める中、シンプソンズは持ち前のお茶目さとユーモアでその鏡を突きつけている」と論じている。
