「被害者」は通じない…「JK接客」5生徒補導
「JK(女子高校生)による接客」を売りにする相模原市のガールズバーで10月下旬、アルバイトの女子生徒5人が補導されていたことが分かった。
神奈川県警は今夏から、健全育成上、有害な場所で働く18歳未満を補導の対象に追加しており、運用変更後、初めてのケースだ。
相模原北署幹部によると、女子生徒たちが働いていたのは、相模原市緑区の飲食店「CAFE&BAR しょこら!」。
同署と少年捜査課の捜査員が10月22日夕、店に立ち入ったところ、1、2年生4人が男性客を接待し、2年生1人が休憩室にいた。
県公安委員会の許可を受けずに営業していたとして、経営者の男を風営法違反容疑で現行犯逮捕。
生徒5人を補導し、保護者を呼び出して指導した。
5人は、面接時に生徒手帳を見せ、「現役JK」であることを証明したうえで入店。
制服姿で男性客をもてなし、アニメソングに合わせてダンスを披露するなどしていたという。
時給は950円。週5日勤務の生徒は月7万〜10万円を稼いでいた。
生徒たちは小遣いほしさにアルバイトを始め、普通の飲食店とあまり変わらないという認識で勤務していた。
保護者はいずれも、喫茶店などのアルバイトと聞かされていたといい、驚きと戸惑いを見せたという。