黒人伝統の髪形「コーンロー」校則違反として卒業式で別の席に隔離 兵庫・姫路市の県立高校
兵庫県姫路市の県立高校が2月に実施した卒業式で、高校3年の男子生徒(18)が黒人文化の伝統とされる「コーンロー」と呼ばれる編み込みの髪形だったため、校則違反として卒業生用の席に着かせず別の席に隔離していたことが28日、県教育委員会への取材で分かった。
県教委によると、学校は2月下旬、生徒の髪が長く、「高校生らしい清潔なもの」とする校則に抵触するとして散髪するよう指導。
生徒は同月27日の式当日にコーンローにしてきたため、校則に反するとして会場後方の2階席に隔離し、名前を呼ばれても返事しないよう求めた。生徒は名前が呼ばれる前に式の途中で帰宅した。
生徒からコーンローにした理由の説明はなく、学校は県教委に「式当日に生徒本人の出自やコーンローの背景の話はなかった」と伝達していた。
県教委は「事前に相談があれば違った対応ができたかもしれない。生徒に寄り添う姿勢に欠け、教育的配慮が足りなかった」としている。
県教委によると、学校は2月下旬、生徒の髪が長く、「高校生らしい清潔なもの」とする校則に抵触するとして散髪するよう指導。
生徒は同月27日の式当日にコーンローにしてきたため、校則に反するとして会場後方の2階席に隔離し、名前を呼ばれても返事しないよう求めた。生徒は名前が呼ばれる前に式の途中で帰宅した。
生徒からコーンローにした理由の説明はなく、学校は県教委に「式当日に生徒本人の出自やコーンローの背景の話はなかった」と伝達していた。
県教委は「事前に相談があれば違った対応ができたかもしれない。生徒に寄り添う姿勢に欠け、教育的配慮が足りなかった」としている。