つばさの党スタッフら男女約10人が集団生活、根本良輔容疑者の練馬区の自宅で
衆院東京15区補欠選挙を巡り公選法違反(自由妨害)の疑いで政治団体「つばさの党」の代表ら3人が逮捕された事件で、スタッフら男女約10人が落選した幹事長根本良輔容疑者(29)=東京都練馬区=の自宅で集団生活をしていたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査2課はつばさの党の活動拠点とみて実態を調べる。
捜査2課は13日、千代田区の党事務所や、党代表黒川敦彦容疑者(45)=埼玉県朝霞市=と根本容疑者の自宅の計3カ所を家宅捜索。捜査関係者によると、その後の捜査で、根本容疑者宅に男女約10人が寝泊まりしていたのを確認した。登記簿によると、地下1階、地上3階建て。
捜査2課は逮捕された3人の他、複数のスタッフも配信する動画の撮影役や運転手などとして他陣営の選挙活動の妨害に関与した疑いがあるとみて捜査している。
黒川容疑者ら3人は補選告示日の4月16日、無所属新人の乙武洋匡氏陣営の街頭演説中、演説に重ねるように大音量で主張を訴えるなどして選挙活動を妨害した疑いで5月17日に逮捕された。