“泳ぎ不得意”と認識も…小4男子児童プールで溺れ死亡 市内の学校は水泳授業中止 高知
5日、高知の小学校のプールの授業中に男子児童が溺れ病院に搬送されましたが、亡くなりました。
泳ぎが苦手だと学校側も認識していたといいますが、なぜ事故は起きてしまったのでしょうか。
高知市によると、事故が起きたのは5日の午前11時ごろ。高知市立長浜小学校の4年生の男子児童が水泳の授業中にプールで溺れ、病院に救急搬送されてその後、死亡しました。
身長120センチに満たなかったという亡くなった4年生の男子児童が亡くなったのは、小学校ではなく中学校のプールでした。
長浜小学校のプールはポンプの故障でプールが使えず、水深が10センチ以上深い近くの中学校で水泳の授業を行っていたといいます。
事故当日、授業は大きく二つのグループにわけて行われました。
男子児童を含む泳ぎが不得意なグループは、児童14人を教諭2人がプールの中からチェックしていたということです。
4年生がこのプールで授業を行うのは事故当日が3回目。実はこれまでの2回で、当該児童が不得意なグループの中でも泳ぎが苦手な子どもだったと学校側は認識していたといいます。
男子児童ら14人はプールの端につかまってバタ足の練習をしていたといいますが、校長によると教諭が1人ずつ指導していたため、当該の男子児童から目を離した瞬間があったということです。
男子児童はその間に溺れたといいます。
泳ぎが苦手と認識していた中で起きてしまった事故。事故を受けて高知市教育委員会は臨時の校長会を開き、高知市立の全60校の水泳授業を今年度は中止することを決めています。