阪神・岡田監督が最終戦へケイを警戒「消化試合じゃないよ。CS3戦目に来るかも分からんのに」
阪神の順位は2位で確定済み。個人成績も決着が見えつつある。3日の今季143試合目のDeNA戦は、緩みが生じかねない。岡田監督は引き締めるように号令をかけた。
「いやいや、消化試合じゃないよ。だって、向こうはケイが投げてくるんやろ?(CSファーストSの)3戦目に来るかも分からんのに。そんなん、また対戦せなあかん相手かも分からんのに。消化試合にはなれへんよ」
日中の甲子園は、10月とは思えないほどの強い日差しが照りつけた。日よけのベンチで報道陣に囲まれながら、意識は自然と次の戦いへ向いた。相手の予告先発は今季6勝の助っ人左腕。CSで対戦する可能性を挙げ、さらに続けた。
「ジャクソンは良くなっとるな、しかし。終盤にきてな」
前日の広島戦で7回1失点だった右腕に、今季の猛虎も手を焼いた。CSでの激突が確実視され、さらに13勝の東も控える。CSで難敵との戦いが待ち受けるからこそ、消化試合を消化試合にできないのだ。
「最後、スタメンは普通でいくよ」
V逸翌日の9月29日に「きっちりしたゲームをやらなあかん」と残り試合の展望を口にしたばかり。試合展開に応じてレギュラーをベンチに下げるまでは、打つだけではなく、犠打や進塁打のチームプレーを求めるとみられる。2年連続日本一を実現するために、付け入る隙を与えるわけにいかない。(倉世古 洋平)