「路上飲酒はダメ」外国特派員協会で呼びかけ 渋谷と新宿の区長、「ハロウィン目的で来ないで」
今月末のハロウィーンを前に、東京都渋谷区の長谷部健区長と新宿区の吉住健一区長が7日、日本外国特派員協会(千代田区)で会見し、「ハロウィーン目的で街に来ないでほしい」と訴え、条例で定めた夜間の路上飲酒禁止を守るように呼びかけた。
渋谷区は2019年から条例でハロウィーンの時期などに渋谷駅周辺で夜間の路上飲酒を禁止。昨年はハロウィーン目的で来ないように呼びかけた。その影響で新宿・歌舞伎町に多くの人が流入したとみられ、今年は両区が連携して対策を進めることにした。
吉住区長によると、昨年のハロウィーンでは区職員がごみ拾いに奔走せざるを得なかったという。「酒を飲むときは店の中でルールを守って楽しんでほしい」と話した。
渋谷区は今月、年間を通じて渋谷駅周辺で午後6時〜翌朝5時の路上飲酒を禁止する改正条例を施行。新宿区も今年6月、ハロウィーンの時期限定で路上飲酒を禁止する条例を施行した。
10月31日午後5時〜11月1日午前5時、歌舞伎町1丁目と新宿3丁目のそれぞれ一部が対象になる。また、歌舞伎町周辺のコンビニなどに酒の販売自粛を要請する。いずれも罰則規定はない。