IR汚職・元衆議院議員の秋元司被告(53)の懲役4年の実刑確定へ 最高裁が上告を退ける
カジノを含むIR・統合型リゾート施設への参入をめぐる汚職事件で、収賄と証人買収の罪に問われていた元衆議院議員の秋元司被告(53)について、最高裁は今月17日付で秋元被告側の上告を退けました。
これにより懲役4年、追徴金約758万円とした秋元被告の実刑判決が確定することになります。
秋元被告は中国企業側から760万円相当の賄賂を受け取った収賄の罪と、裁判でウソの証言をするよう依頼し現金を渡そうとするなどした証人買収の罪に問われ、裁判では一貫して無罪を主張していました。
一審の東京地裁は2021年9月、「特定の企業と癒着していたというほかなく、職務の公正、社会一般の信頼をことのほか大きく損なった」「責任を追及される立場に転じるや、露骨な司法妨害に出た」などとして秋元被告に懲役4年、追徴金約758万円の実刑判決を言い渡しました。
二審の東京高裁も2024年3月、控訴を退け、秋元被告側は最高裁に上告していました。