イスラエル、ハマスが人質リスト公開するまで停戦開始せず=首相
イスラエルのネタニヤフ首相は19日、パレスチナ自治区ガザでの停戦について、イスラム組織ハマスが解放する人質のリストを提供するまで実行しない意向を示した。
停戦は19日午前8時30分(日本時間午後3時半)に発効する予定だったが、ネタニヤフ氏の発表はこの1時間前に行われた。
首相府は「ネタニヤフ氏はイスラエル軍に対し、ハマスが提供を約束した解放予定の人質のリストを入手するまで停戦を開始しないよう指示した」と発表した。
ハマス側はガザ停戦合意を順守する意向を確認し、第1段階で解放される人質の名前の公表が遅れたのは「現場の技術的な問題」によるものだと説明した。
ハマスを支持するメディアは19日未明、イスラエル軍は南部ラファからエジプトとガザの境界「フィラデルフィ回廊」への撤退を開始したと報じた。
イスラエル軍はガザ住民に対し、停戦が発効する前にイスラエル軍に近づいたり、ガザ地区内を移動したりしないよう警告した。移動が許可された場合は「安全な移動方法について声明と指示がが発表される」としている。
停戦の第1段階は6週間で、この間にハマス側は98人の人質のうち女性や子供ら33人を解放する。初日は赤十字を通じて女性の人質3人が解放される見込み。
バイデン政権で中東担当顧問を務めるブレット・マクガークによれば、続いて7日後に4人の女性人質が解放され、その後7日ごとにさらに3人の人質が解放されることになっている。