ハマス、人質女性3人を解放 イスラエルも90人釈放
イスラム組織ハマスは19日、パレスチナ自治区ガザでの停戦発効を受け、拘束していた人質女性3人を解放し、国際赤十字を通じてイスラエル側に引き渡した。
イスラエルも見返りとして拘束下のパレスチナ人90人を釈放した。第1段階の停戦期間中、双方はそれぞれが拘束する人々の身柄交換を継続する。合意を着実に履行できるかどうかが焦点だ。
ハマスが人質を解放したのは、2023年11月〜12月の戦闘休止以来。今回解放された女性3人は20〜30代で、いずれも23年10月のハマスによる奇襲攻撃で拉致された後、ガザで拘束されていた。3人は治療を受けるためイスラエル中部テルアビブ近郊の病院に搬送された。
ハマス軍事部門報道官は停戦発効を受け、合意を順守すると宣言。イスラエル軍に対し、合意違反があれば、人質の命が危険にさらされると警告した。
共同通信が入手した合意文書によると、ハマスは第1段階の6週間で人質計33人を段階的に解放する。7日目に4人を解放、その後毎週3人ずつ、6週目に残りの人質を解放する。