彫刻家の瀬戸優氏「彫刻北極展 ARCTIC POINT」を原宿で開催 ホッキョクオオカミ…
彫刻家・瀬戸優氏の「瀬戸優彫刻北極展ARCTIC POINT # 66°33′50.3″N」が21日、東京・原宿の八角館ビル「M−SPACE JINGUMAE」で始まった。
ホッキョクオオカミ、ホッキョクグマなどの姿をリアルに再現。テラコッタ(素焼きの土)に彩色を施し、北極圏という過酷な自然環境とそこに生息する動物たちの生命力に焦点を当てた作品を展示している。
瀬戸氏は「2014年から野生動物をモチーフに彫刻作品を制作してきました。最大の魅力は“普段会うことのできない存在”と対面できることだと思う。制作意欲の根幹には“遠くの世界に思いをはせること”があり、その極致が北極圏だ。真っ白な世界はどんな匂いなんだろう、どんな音なんだろう、寒さから身を守る体毛は厚く、きっと柔らかいのだろう。さまざまな触覚に問いかけながら粘土を重ねました」と話している。
瀬戸さんは関西万博のフランスパビリオンの展示作品「イリオモテヤマネコ像」も制作している。
27日まで。