「アルカディア」事業停止で挙式中止のカップルへ、市が式場無償提供…市長「悲しみは大きいと思う」
福岡、佐賀県で結婚式場を運営する「アルカディア」(本社・福岡県久留米市)が事業を停止し、破産手続きを申請することを受け、北九州市は27日、結婚式が中止となったカップルに無償で式場を提供する支援策を発表した。
同市小倉北区の「アルカディア小倉」での結婚式がキャンセルになったカップルを対象に、同市門司区の「関門海峡ミュージアム」に来月オープンするセレモニースペースを無償提供する。結婚式場などを運営する「マリーゴールド門司港迎賓館」と連携し、衣装とヘアメイク代も無料とする。同館が運営する施設で30人以上が出席する披露宴を自己負担で開くことが条件。
武内和久市長は「キャンセルとなった戸惑いや悲しみは本当に大きいと思う。官民一体で応援したい」と話した。