ヨーロッパ首脳ら“ウクライナと停戦計画”作成へ…米と協議進めると合意
ウクライナ情勢をめぐり、イギリス・ロンドンで2日、ヨーロッパの首脳らによる会合が開かれ、ウクライナとともに停戦計画を作成し、アメリカと協議を進めることで合意しました。
ロンドンで2日、ヨーロッパの首脳らによるウクライナ侵攻の終結に向けた会合が開かれました。
会合を主催したイギリスのスターマー首相は、会見で、「イギリス、フランスや他の参加国が、停戦計画について、ウクライナと協力することで合意した」と明らかにしました。
その上で、「アメリカとの連携はヨーロッパの安全保障にとって重要である」などと述べ、停戦計画をアメリカに提案し、共に協議して進めていく考えを示しました。
また、戦闘が停止するまでは、ウクライナへの軍事支援とロシアへの制裁を強化することでも合意し、イギリスは防空ミサイルのための追加資金の提供を表明しました。
さらに、停戦後のロシアの再侵攻を抑止するため、「有志連合」を結成して、ウクライナの平和を保証することでも合意したとしています。
ただ、「全ての国が貢献できると感じているわけではない」としていて、イギリスメディアは、「一部の国が賛同していないことが示唆されている」と報じるなど、今後、ヨーロッパが結束して行動できるのかが焦点となります。