維新から参院選出馬予定の石平氏が辞退「中傷誹謗・罵詈雑言に対し、家族が動揺してパニックに陥った」
7月の参院選比例代表に日本維新の会から出馬を表明していた評論家の石平氏が2日、出馬を取りやめることを明かした。
石平氏はXに「数日後に公表するつもりの案件だが、ネット上ですでに情報が出回っているので自分から発表します。私石平は、日本維新の会からの参議戦出馬を取りやめることにしました。理由は次のポストで述べますが、ここではまず、公認政党への感謝と、出馬宣言に声援を送って下さった方々にへの感謝を申しあげたい。本当に有難うございました!」とポストした。
石平氏は維新の吉村洋文代表に出馬を直訴し、先月12日に出馬会見を開いていた。出馬辞退の理由として、石平氏は「ネット上で溢れた、私個人への中傷誹謗・罵詈雑言に対し、家族が動揺してパニックに陥っていることにある。家族を落ち着かせて普通の状態に戻すためには出馬を断念せざるを得ない。その際、家族は何よりも大事なのである」と触れた。
続けて「私の出馬宣言に対するネット上の批判の中に、決して『中傷誹謗』ではない健全な批判もたくさんある。帰化人1世の国政参与に対し、保守層を含めた多くの有権者が疑問・危惧の声をあげてきている。こうした切実な危惧と疑問を無視することはできない。出馬取りやめの上、『帰化人一世が国政に出るのは良いのか』との大問題を、もう一度深く考えていくつもりである」と引き続き、言論活動を続けていくとした。