日英伊共同開発の次期戦闘機、愛称に旧海軍の戦闘機名「烈風」の採用を検討 防衛省内から批判も
日本、英国、イタリアの3カ国が2035年までの配備開始を目指して共同開発を進める航空自衛隊の次期戦闘機に関し、防衛省が旧海軍の戦闘機名「烈風」を愛称に使う方向で検討していることが27日、複数の政府関係者への取材で分かった。
検討は防衛省の高官らが秘密裏に進めている。旧軍機名を愛称に使う法的根拠はなく、防衛省内には「軍国主義を連想させる」との批判がある。
烈風は太平洋戦争中に旧海軍の零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の後継機として計画。
宮崎駿監督の2013年の映画「風立ちぬ」で、主人公のモデルになった堀越二郎が設計した「幻の名機」と呼ばれる。
