西日本豪雨、死者88人 安否不明50人以上 各地避難所に3万人
活発な梅雨前線による西日本豪雨は8日、各地で被害が拡大し、死者は計88人に上った。安否不明者は50人以上。
気象庁は、各地の大雨特別警報を全て解除したが、引き続き土砂災害や河川氾濫への警戒を呼び掛けた。
総務省消防庁によると8日午後現在、20府県の避難所に計3万250人が身を寄せている。
この日も各地で死者を確認された。広島県では、熊野町川角5丁目の住宅地で土砂崩れに巻き込まれて12人が安否不明になり、うち1人とみられる遺体が見つかった。
福山市では、ため池の決壊で家屋ごと水に流された女児(3)が遺体で見つかった。
今後前線は北上して活動が徐々に弱まる見込みだが、雨が降りやすい状態は続き、各地の河川が増水・氾濫する恐れもある。