40トンの観音像倒れる 台風24号列島縦断 全国各地に爪痕
日本列島を縦断した台風24号は1日、岩手・三陸海岸から太平洋に抜けて北海道沖に進んだ。
同日正午ごろには温帯低気圧に変わったが、台風が通過した影響で鳥取県などで計3人が死亡。
共同通信の集計では30都府県で200人が負傷し、宮崎市で1人が行方不明になった。
沖縄県沖縄市の東南植物楽園では高さ約25メートル、重さ約40トンの「琉球金宮観音菩薩」が強風でなぎ倒された。
29日午後1時頃に職員が台風対策として四方をワイヤで補強したが、30日午前6時ごろには、うつぶせになっていた。
同園関係者は「園のテーマは“再生”。一度撤去はしますが、修復して再生させていく方向で話を進めている」とした。
金ぱくで覆われた観音菩薩像としては国内最大級。被害額は1億円以上という。