観察難しい「幸せの太陽」、「オメガサン」出現
高知県四万十市の双海海岸で20日早朝、「だるま朝日」が観察された。
日の出前からサーフィンを楽しんでいた人たちもボードを止め、雄大で不思議な自然現象に見入っていた。
だるま朝日は、気温と海水温との差が大きい時、太陽の光が海面からの水蒸気で屈折して起きる現象で、晩秋から真冬の快晴の日に観察されることが多い。
西洋ではギリシャ文字の「Ω(オメガ)」の形に似ていることから「オメガサン」とも呼ばれ、観察が難しいため〈幸せの朝日〉ともいわれるという。
この日は、陸上よりにたなびく雲で、上半分が隠れ、「だるま」ならぬ「お茶わん」のような朝日だった。