「72時間」迎え、行方不明者を重点捜索 熊本豪雨
豪雨に見舞われた熊本県南部の被災地は7日、災害現場で生存率が下がる目安の一つとされる「発生後72時間」を迎えた。
警察や消防、自衛隊は、行方不明者が出ている地域や、被害状況の把握が進んでいない地域を重点的に、捜索を進める。
県南部が記録的大雨となり、気象庁が大雨特別警報を発表したのは4日未明。球磨川は1カ所で決壊、11カ所で氾濫し、各地で土砂崩れや浸水被害が発生した。
県はこれまでに49人の死亡と1人の心肺停止を確認。球磨村で6人、津奈木町と人吉市でそれぞれ2人、芦北町で1人が行方不明となっている。