19日“ほぼほぼ皆既月食”は何時に観測できる?月が昇り始めたら天体ショーのスタートに
19日の夕方から午後7時30分過ぎにかけて部分月食が起こります。
今回は「部分月食」ではありますが、月の大部分が隠れる“ほぼほぼ皆既月食”の状態になると言います。
今回の部分月食は日本全国で見ることができます。
予報としては月食の始まりは札幌だと午後4時18分頃。北海道や東北地方北部では午後4時過ぎから月が昇り始めるので、最初の月が欠けていく様子から終わりまでを見ることができます。
しかしこれ以外の地域では月食が始まる頃にまだ月は昇っていません。月が欠けた状態で東の空に昇ってくる月出帯食になります。
また、各地で月食が最大になる時刻は午後6時2分頃、月食が終わるのは午後7時47分頃だということです。
北海道や東北地方の一部でくもりや雨となりますが、そのほかの各地は高気圧に覆われて、東京など広い範囲でよく晴れる見込みで、天体観測日和となりそうです。
ただ、日が沈むと冷え込みそうですので、屋外で観測する際には、防寒対策もしっかりと行ってください。
今回のように日本全国で97.8%以上月の大部分が隠れる月食が見られたのは、1881年12月6日以来、140年ぶりの珍しい現象です。
次回の“ほぼほぼ皆既月食”を多くの地域で見ることができるのは2086年11月21日になるということです。
次回起こる日は先になりますが、2022年11月8日には全国で皆既月食が起こり、2023年10月29日は全国で部分月食が見られそうです。