“メン地下”事務所が手がける東京・歌舞伎町のメンズコンカフェ摘発 女子高校生の客に酒提供か〜警視庁
メンズ地下アイドルの事務所が手がける東京・歌舞伎町のメンズコンセプトカフェが、女子高校生の客らに酒を提供したなどとして摘発され、経営者の男ら2人が逮捕されました。
警視庁によりますと、風営法違反の疑いで逮捕された新宿区歌舞伎町のメンズコンセプトカフェ「NAカフェ」の経営者・畑中卓也容疑者ら2人は去年、10代の女子高校生の客ら2人にシャンパンやスパークリングワインを提供した疑いなどが持たれています。
去年、店で働いていたという男性は日本テレビの取材に対し、「中学生・高校生もお酒は飲んでいます。普通に頼む感じで。店側からもお酒をあおれと言われて。酔わせたらお金を取りやすいからみたいな」「『一気にお酒を頼む方がお得だよ』とか言ってました」「多いと30万、40万使ってる子もいました」と話しました。
「NAカフェ」をめぐっては、メンズ地下アイドルの男が店のキャストとして働いていた去年、店内のVIPルームで客の17歳の女子高校生にわいせつな行為をしたとして、東京都青少年健全育成条例違反の疑いで今年1月に逮捕されていて、その際に、警視庁は店を家宅捜索していました。
「NAカフェ」はメンズ地下アイドルの事務所が手がけるコンセプトカフェで、人気のあるキャストはアイドルとしてデビューできる仕組みになっているということです。
メンズコンセプトカフェやメンズ地下アイドルをめぐっては、未成年の中学生や高校生が“推し”のキャストやアイドルのためにパパ活や援助交際で金を稼いで貢いでいるといった相談件数が急増していて、警視庁は、過剰な“推し活”に注意するよう呼びかけるとともに、店の営業実態について詳しく調べています。