「ナンバーワンになるためお前の力が必要」女子高校生は支払いのため“立ちんぼ”で200万稼ぐ 歌舞伎町ホスト店の代表を逮捕
ホストが女性客に高額な支払いを請求し売春をさせるなどの事件が相次ぐ中、警視庁が女子高校生をホスト店に立ち入らせたなどとして店の代表を逮捕しました。
女子高校生は支払いのため、「立ちんぼ」行為をして金銭を稼いでいました。
風営法違反の疑いで逮捕されたのは東京・新宿区歌舞伎町のホストクラブ「ARCANA」の代表の男(37)で、当時17歳だった女子高校生を18歳未満と知りながら客として立ち入らせたうえ酒を提供した疑いがもたれています。
女子高校生はこの店に勤めるホストの男とSNSを通じて知り合い「ナンバーワンになるため、お前の力が必要だ」などと言われ頻繁に店を訪れていたということです。
このホストの男は女子高校生を店に立ち入らせ酒を提供したうえみだらな行為をしたとして2度逮捕され、略式命令を受けています。
女子高校生はホスト店での料金を支払うため大久保公園の周辺で売春の客待ちいわゆる「立ちんぼ」行為をしておよそ200万円を稼いでいたということです。
今回、警視庁は女子高校生が来店していたことについてホストだけではなく、店も黙認していた悪質な事案と判断し逮捕に踏み切ったとみられています。
悪質なホストが女性客の好意につけこんで高額な支払いを請求し売春をさせるなどの事件が相次いでいて、警視庁は歌舞伎町エリアのホスト店に風営法に基づいた立ち入り調査を行うなど、重点的に摘発を行ってきました。
警察庁の露木長官もきのう「法と証拠に基づいて、取り締まりを強化したい」と述べ、悪質ホストクラブへの対策を強化する考えを示しています。