全長175mの滑り台で尻打ち骨折、1980万円の損害賠償求め市を提訴…「安全管理義務怠った」
岐阜県下呂市営の観光施設「下呂温泉合掌村」(同市森)にある「森の滑り台」(全長175メートル)でけがをした女性(当時59歳)が市を相手取り、慰謝料など約1980万円の損害賠償を求める訴訟を岐阜地裁に起こしたことが分かった。市が18日の市議会全員協議会で報告した。
市によると、女性は2022年11月、滑り台の中継地の踊り場ででん部を強打し、胸椎圧迫骨折のけがを負った。
女性が今年3月、安全に利用できるよう管理する義務を市が怠ったとして提訴した。
市は安全に滑るための注意喚起の掲示を行っており、「施設管理上の 瑕疵かし はなかった」などと主張し、請求棄却を求めている。
市は事故後、踊り場にマットを敷く措置を取っている。