手足口病の0歳児を段ボール箱に入れ隔離…福岡市の認可保育園「他の職員や園児にうつる可能性が」
福岡市城南区の認可保育園で7月、手足口病に感染した0歳児を段ボール箱に入れて隔離していたことが市への取材でわかった。
今月4日の定期監査の際に事実確認し、市は「不適切な保育」として園に口頭で注意した。
市によると、7月中旬、0歳児クラスの女児の全身に手足口病に感染したとみられる発疹が出たため、園は女児を保育室から事務室に移動させた。
その際、「他の職員や園児にうつる可能性がある」として、女児を約60センチ四方の段ボールに入れた。
段ボールに入れた時間について、園は保護者に連絡して、迎えに来るまでの「少しの間」と説明しているという。
市は「手足口病は手足をガーゼで覆うなどの処置が感染予防に有効。段ボールに入れたことは不適切だった」としている。