浜田敬子氏「土地がどこにあるんだろう」「防災関係の省庁必要」能登豪雨で問題指摘
ジャーナリストの浜田敬子氏が25日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜午前8時)に出演。能登豪雨で出た問題点を指摘した。7月に能登半島を巡り、幹線道路だけは復旧していたが、路地はまだ崩れた状態だったという。
「当時から深刻だったのは、住宅がないということ。今回、仮設で浸水したところは、低い土地に建てざるを得ないぐらい土地がない。そこが浸水した。仮設にも入れず、一部損壊した家にいる人もいる。今回の豪雨でさらに被害を受けている。また避難所生活になってしまう。さらにここからまた仮設を建てなければいけないのに、土地がどこにあるんだろうと心配しています」と、最初に住宅問題を挙げた。
次いでボランティア。東日本大震災でも携わったボランティアの話として、「あの時に比べて圧倒的に重機とボランティアが少ないということだった。復旧復興が進んでないと言われていた。今回もボランティアの人が入らないと泥のかき出しができない。かなりの人がいかないと復旧できないと感じています。金沢市か七尾市にしか大規模な宿泊ができる施設もないのも厳しい」とした。
浜田氏は「防災庁」にも言及。自民党総裁選に立候補している石破茂元幹事長が提唱している。
「ボランティアや自衛隊など、復旧に携わる人は期間限定。こういう組織が必要という声を現地で聞きました。防災について考える省庁が必要な方が多かった」と話していた。