松本人志 年内復帰厳しく 「文春」訴訟 和解協議難航か 11・11に第2回弁論準備手続き
ダウンタウンの松本人志(61)が女性に性的行為を強要したと報じた「週刊文春」の記事で名誉を毀損されたとして5億5000万円の損害賠償などを求めている訴訟を巡り、延期となっていた第2回弁論準備手続きが11月11日に行われることが8日分かった。
同日午前11時半から非公開で行われる。松本の代理人を務める八重洲総合法律事務所が明らかにした。
本紙の取材では、双方ともに解決の糸口を探ろうと、和解を視野に入れた協議を夏から始めた。この間の8月14日に予定されていた弁論準備手続きは延期に。その背景について文春側の代理人を務める喜田村洋一弁護士は「裁判所の職権で決定したこと。理由については分からない」としていたが、これ以降、1カ月以上にわたって新期日が決まらない状況で、水面下では協議が続けられてきた。
だが、協議は難航しているもよう。松本は年内の活動再開を模索していたが、関係者は「審理に戻そうということになったのではないか。松本さんとしては譲れない部分があるのでしょう。年内復帰は難しく、越年は必至です」と現状を明かした。一方で「審理が再開となっても、同時に水面下で協議は続けていくのではないか」とも指摘した。
一審判決までに2年ほどかかるとみられている今回の訴訟。最高裁まで争えば5年がかりともいわれる長期戦の中で、放送関係者は「和解は最速で復帰する選択肢」と説明。3月28日に第1回口頭弁論が始まるのを前に「世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです」とコメントした松本の思いがかなうのか注目される。