無法地帯のギャングが旅客機を銃撃か ハイチで米旅客機に銃撃 CA1人負傷
治安が悪化しているカリブ海の島国ハイチの首都ポルトープランスにある国際空港で11日、着陸しようとした米スピリット航空の旅客機が銃撃され、客室乗務員1人が負傷した。乗客にけがはなかった。米メディアが報じた。ハイチでは武装したギャングが各地を支配し無法状態になっており、ギャングが銃撃したとみられる。
一方、ハイチの暫定大統領評議会はコニーユ暫定首相を解任した。後任に実業家アリックス・ディディエ・フィゼメ氏が就任した。権力争いがあるとされ、政治安定や治安回復は遠のきそうだ。
旅客機は米南部フロリダ州フォートローダーデール発で、目的地を変更し隣国ドミニカ共和国の空港に着陸した。
ケニア主導の多国籍部隊がハイチの治安回復に当たっているが、10月にもポルトープランス上空を飛行していた世界食糧計画(WFP)のヘリコプターが銃撃を受けた。
国連によると、今年1〜9月にギャングの暴力で3600人以上が殺害された。国際移住機関(IOM)によると、10月時点で国内避難民は70万人を超えている。
2021年にモイーズ大統領が暗殺されて以降、治安が急速に悪化した。今年4月、カリブ共同体(カリコム)の支援を受けて評議会が発足し、6月にコニーユ氏が暫定首相に就任。政治の安定化が期待されていた。
一方、ハイチの暫定大統領評議会はコニーユ暫定首相を解任した。後任に実業家アリックス・ディディエ・フィゼメ氏が就任した。権力争いがあるとされ、政治安定や治安回復は遠のきそうだ。
旅客機は米南部フロリダ州フォートローダーデール発で、目的地を変更し隣国ドミニカ共和国の空港に着陸した。
ケニア主導の多国籍部隊がハイチの治安回復に当たっているが、10月にもポルトープランス上空を飛行していた世界食糧計画(WFP)のヘリコプターが銃撃を受けた。
国連によると、今年1〜9月にギャングの暴力で3600人以上が殺害された。国際移住機関(IOM)によると、10月時点で国内避難民は70万人を超えている。
2021年にモイーズ大統領が暗殺されて以降、治安が急速に悪化した。今年4月、カリブ共同体(カリコム)の支援を受けて評議会が発足し、6月にコニーユ氏が暫定首相に就任。政治の安定化が期待されていた。