名古屋市内にある飲食店で防犯カメラに映り込み、重要指名手配されている八田與一容疑者（28）に似ているとSNSで話題となっていた“空き巣男”が愛知県警に逮捕されていたことがわかりました。

窃盗などの疑いで逮捕されたのは、名古屋市中区に住む26歳の無職の男です。
警察によりますと、男は10月22日、中区にある飲食店に侵入し、シャンパン3本（約11万円相当）を盗んだ疑いがもたれています。

男はドアにかけてあったキーボックスからカギを取り出して店内に侵入し、「金が欲しくてやりました」と容疑を認めているということです。

この男は、別の店で空き巣に入る様子が防犯カメラに映り込み、その動画がXで拡散。
全国で重要指名手配されている八田與一容疑者に似ていると話題となっていましたが、別人だとわかりました。

大分県警は、八田容疑者の身柄確保に向けて全国の警察本部と情報共有し、引き続き全力を挙げて捜査を進めるとしています。

八田與一容疑者（28）は2022年6月29日、別府市の県道で停車中のバイクに軽乗用車で追突して大学生2人を死傷させ、現場から逃走した疑いで道路交通法違反では全国で初めて重要指名手配に指定されています。
捜査特別報奨金の対象事件に指定されていて、遺族らによる私的報奨金500万円と合わせると上限は800万円となっています。11月は指名手配されている容疑者の捜査強化月間で、警察は改めて情報提供を呼びかけています。