国内唯一の雄ラッコ「リロ」死す 国内飼育は鳥羽水族館の雌2頭のみに
スポーツイベントの勝敗予想などで知られる雄のラッコ「リロ」が4日朝、死んだ。雄としては高齢とされる17歳。飼育先の水族館「マリンワールド海の中道」(福岡市)が同日、発表した。
鳥羽水族館(三重県鳥羽市)によると、国内で飼育中のラッコは同水族館の雌2頭となった。
リロは和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で2007年3月に誕生、12年にマリンワールドに移った。昨年12月下旬に体調不良で餌を食べなくなり、治療に専念していた。
22年のサッカーW杯カタール大会では色違いのディスクを拾って飼育員に渡す方式で、日本がドイツを破った「ドーハの歓喜」を予想するなど、愛くるしい姿で人気を集めた。