フジテレビ、AC差し替え311社に 2月の放送収入9割減
フジテレビジョンは27日、元タレントの中居正広さんと女性とのトラブルを巡り、CMを差し止めた広告主の数について、ACジャパンの公共広告への差し替えが1月末時点で311社・団体だったと発表した。2月の放送収入は前年同月比で9割減ったようだ。
CMを差し止めていた企業が出稿を再開したり、複数の新たな取引先がCMを出稿したりといった動きもある。2月25日時点での広告の取引先は72社・団体にとどまる。2月は400社・団体程度との取引が通例といい、「回復の見込みは途中」と説明した。
フジテレビは2025年3月期の放送収入が計画を233億円下回り、08年の持ち株会社移行後で初めて最終赤字に転落する見通し。