目立ったブレーキ痕なし、浜松 小2女児死亡、姉は重体
24日午後4時35分ごろ、浜松市中央区舘山寺町の市道で、自転車の女児4人の列に軽トラックが後ろから突っ込み、全員が病院に搬送された。
近くに住む小学2年石川琴陽さん(8)が死亡し、琴陽さんの小学4年の姉(10)が意識不明の重体。小学4年の別の姉妹も軽傷を負った。
浜松西署は、琴陽さんに対する自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、運転していた浜松市中央区、農業古橋昭彦容疑者(78)を現行犯逮捕した。
捜査関係者によると、軽トラックは右カーブの下り坂を走行中、小学生の列に突っ込んだとみられ、現場に目立ったブレーキ痕がなかったという。
軽トラックが衝突を回避しなかった可能性があり、道路脇の擁壁にぶつかり停止した。
古橋容疑者は「ぶつかってけがをさせたことは間違いない。なぜこうなったかは覚えていない」と供述している。署は容疑を過失致死に切り替え捜査する。
現場は浜松市動物園近くの交差点につながる、片側1車線の緩やかなカーブの坂。捜査員が事故に遭った小学生が乗っていたとみられる自転車や道路を調べるなどした。