高市首相「日米同盟の新黄金時代を」トランプ大統領と対面で初の首脳会談
高市首相はアメリカのトランプ大統領と対面では初となる首脳会談を行い、日米同盟をさらに強化する方針などを確認しました。
高市首相
「安倍首相に対する長きにわたる友情に感謝しています」
「安倍首相からはトランプ大統領のダイナミックな外交について話を聞いていた。タイとカンボジアの停戦に成功し、トランプ大統領はまず、アジアの平和に貢献をされました。先般の中東における合意の実現も、これはかつてない歴史的偉業です」
「自由で開かれたインド太平洋の進展に向けても日米でさらに協力を進めたい」
「日本とアメリカをより強く豊かにするために、日米同盟の新たな黄金時代をトランプ大統領とともにつくり上げていきたい」
トランプ大統領
「安倍氏は私の良き友人だった。起きた事は大変ショックでとても悲しかった。我々が出会うずっと前から安倍氏はあなたのことをとても褒めていた。だからあなたが首相になった事に驚きはない」
「日本が軍事力を大幅増強していることは承知していて、我々も大量の新型軍事装備の注文を受けている。注文に感謝し、また貿易にも深く感謝している。我々はさらに良い貿易関係を築くだろう」
「日本のためにできることがあれば何でも手伝う。我々は最強レベルの同盟国だ。シンゾウや他の人から聞いているが、あなたはきっと偉大な首相の一人になるだろう。また初の女性首相になった事に心からお祝い申し上げる。これは本当に素晴らしいことだ」
会談で両首脳は、先月の関税交渉の合意を着実に進めることを改めて確認したほか、高市首相から、防衛費の増額など、日本の防衛力の抜本的な強化に取り組む方針を伝えたとみられます。
また会談後、両首脳は、レアアースなどの重要鉱物の供給確保のために協力する覚え書きなどを交わしました。また関税をめぐる日米合意を着実に履行していくことを確認し、両国が新たな「黄金時代」に向けて措置をとるよう、閣僚に指示しました。
両首脳はその後ワーキングランチを共にし、午後には横須賀のアメリカ軍基地を訪問して空母を視察する予定です。
