ファン入国、認めない可能性 サッカーW杯出場のイランとハイチ―トランプ米政権
トランプ米政権は3日、来年に米国、カナダ、メキシコが共催するサッカーのワールドカップ(W杯)に関し、イランやハイチからのファンの入国を認めない可能性を示した。トランプ大統領が移民排斥を進める中、国家安全保障の観点から入国ビザ(査証)の発給の可否を審査すると説明している。
ホワイトハウスのW杯タスクフォースを率いるアンドリュー・ジュリアーニ氏がワシントンでの記者会見で語った。ジュリアーニ氏はイランとハイチに関し、両国の代表チームと支援スタッフ、家族については入国を認める方針を示したが、それ以外は「当然ながら、全てのビザ審査は国家安全保障の判断を伴う」と主張した。
トランプ政権はW杯に出場するイラン、ハイチを含む19カ国を「懸念国」に指定し、入国を制限している。米当局も19カ国からの移民申請の受け付けを停止している。
