ホスト経営者殺害 元従業員に懲役20年
東京・八王子市でホストクラブの経営者を殺害した罪などに問われた元従業員の男に、懲役20年の判決が言い渡された。
八王子市のホストクラブの元従業員・阿部卓也被告は、2010年に勤めていたホストクラブの経営者を拳銃で射殺し、遺体を遺棄した罪などに問われている。
9日の判決で、東京地裁立川支部は「犯行に高い計画性があり悪質」とした上で、「遺体を鍋にいれて薬剤と加熱し溶かして捨てるという、死者の尊厳を踏みにじる常軌を逸した行為をしている」と指摘した。
その一方で、「被害者である経営者から理不尽な暴力を受け続けていた」「殺人の実行犯ではあるが、首謀者ではない」などとして、阿部被告に懲役20年の判決を言い渡した。