気象庁の７日午前４時５０分の発表によると、前線が西日本から東日本に停滞しており、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる。
大気の状態が非常に不安定となり、前線が活発な状況が続いていることから、西日本と東日本では広い範囲で記録的な大雨となっている。

西日本から北日本では、８日にかけて断続的に雷を伴った激しい雨が降り、７日は西日本や東日本で局地的に非常に激しい雨や猛烈な雨が降るおそれがある。
６日に福岡県、佐賀県、長崎県、広島県、岡山県、鳥取県、兵庫県、そして京都府に大雨特別警報を発表したが、今後の雨の降り方によっては特別警報を他の地域にも発表する可能性があるという。

８日午前６時までの２４時間に予想される雨量は、いずれも多い所で四国地方、九州北部地方が３００ミリ、九州南部、東海地方が２５０ミリ、中国地方、近畿地方、北陸地方が２００ミリ、関東甲信地方、東北地方、北海道地方が１２０ミリ。

また、９日午前６時までの２４時間に予想される雨量は、いずれも多い所で四国地方が１００〜２００ミリ、北海道地方、東北地方、近畿地方、九州北部地方が５０〜１００ミリ、関東甲信地方、北陸地方、東海地方が約５０ミリ。

同庁では、７日についても、土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水に最大級の警戒を呼び掛けている。
また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要という。