大阪市の子ども28万人、夏限定で万博に何度でも入場可能「夏パス」無料配布へ
大阪市は27日、市内在住の子ども約28万人に、2025年大阪・関西万博に夏季限定で何度でも入場できる「夏パス」を無料配布すると発表した。無料招待については、大阪府がすでに、府内在住・在学の子どもを対象に1回分の負担を決めており、大阪市内の子どもは2回以上、無料で入場できることになる。
夏パスの利用期間は25年7月19日〜8月31日。配布対象は同年4月1日時点で市内在住の4〜17歳で、各家庭からの申請が必要。3歳以下の入場料はもともと無料なので対象外とした。
府も一部の子どもについて家庭からの申請が必要としていることから、市は府と連携し、まとめて申請できる方法を検討する。
夏パスの価格は、4〜11歳が3000円、12〜17歳が7000円で、市は約28万人分の入場料計約13億円を負担。関連経費は24年度以降の予算に計上する予定。
この日、横山英幸市長は市役所で記者団に対し、「大阪市は開催地でもあり、たくさん会場に行ってほしいという思いを込めた。万博がなければ、触れられなかったテクノロジーなどに触れるきっかけを少しでも増やせたら」と述べた。