検察トップの検事総長に初の女性、畝本直美・東京高検検事長が就任へ
政府は28日午前の閣議で、甲斐行夫・検事総長(64)の退任を認め、後任に畝本直美・東京高検検事長(61)を充てる人事を決めた。
検察トップの検事総長に女性が就くのは初めて。発令は7月9日付。
畝本氏は1988年に任官し、法務省保護局長や最高検総務部長などを経て、2021年に女性初の検事長として広島高検検事長に就任した。
昨年1月から検察ナンバー2の東京高検検事長を務めている。
法務省によると、検事のうち女性が占める割合は、畝本氏が任官した1988年の2・5%から、2023年には27・2%に上昇。昨年12月任官の76人では40・8%だった。
日本弁護士連合会でも今年4月、初の女性会長が誕生している。
◇
▽検事総長
畝本直美氏(うねもと・なおみ)85年中大法。広島高検検事長、東京高検検事長。千葉県出身。61歳。