前澤友作さん、ZOZO経営時を振り返り「昭和スタイル」も良さある 「利益至上主義的なものとはあえて距離」と意見つづる
「ZOZO」創業者の前澤友作さんが15日にX(旧ツイッター)を通じて、ZOZOを経営していた時は「昭和的」ともいえる経営手法が奏功したと振り返った。
前澤さんは「ボーナスはみんなで勝ち取ったご褒美だからみんなで公平に山分け全員同額」、社員の歓送迎会では涙を流し合い、社内イベントや社員旅行も全力投球だったという。「正直、キャンプとか文化祭みたいなノリでやってきました」と振り返り「弱肉強食的な、個人能力主義的な、勝ち組負け組的な、利益至上主義的なものとはあえて距離を置くような経営をしていました」とつづった。「そして、今振り返るとZOZOの成功の源はひょっとしたらそれだったんじゃないかなと」。ZOZO時代はその手法が企業を成長させた鍵だったと分析した。
「昨今は日本の労働生産性を向上させるために、旧来の昭和スタイルから脱却し、欧米企業のやり方をまねしましょう、みたいな気運を感じます」。
欧米の事例を研究すること自体は肯定しつつ「データだけを見て判断するのではなく、日本人の気質や可能性や国民性にいま一度向き合い、働く人1人ひとりの幸せについて、経営者も国もフラットな姿勢で再考すべきタイミングなんじゃないかと切に思います」と、意見を述べた。
前澤さんは1998年に輸入CD・レコードの通販を目的に、後に「ZOZO」となる有限会社「スタート・トゥデイ」を創業。2019年、自身が保有する株をIT大手ヤフーに売却し、同社の経営から退いた。