中日・立浪監督 今季限りで退任へ 球団史上初の2年連続最下位 残り9戦も全力で「けじめはつけます」
「中日3−8阪神」(18日、バンテリンドーム)
中日の立浪和義監督(55)が18日、成績不振の責任を取って今季限りで退任する考えを明らかにした。2021年オフに就任も、球団史上初の2年連続最下位に沈み、3年契約の最終年となった今季も、この日の惨敗で最下位に転落した。
バンテリンドームでの阪神戦後、自ら退任の意思を明かした。「結果を出さないといけないところで結果を出せなかった。責任を取って今年限りで辞めさせていただきますと球団と話をした。このタイミングで発表もどうかなと思うんですけど、最後まで全力でやるということで、けじめはつけます」と話した。
ファンに向けては「申し訳ない気持ちと悔しい気持ちがあります。(応援で)『気合を入れろ』と言われると非常に心が痛いといいますか。ただ最後までしっかりと任務を果たして一つでも勝てるようにやっていきたいと思います」とコメント。残り9試合の指揮は執る予定で、球団はここから後任選びに着手することになる。
◆立浪 和義(たつなみ・かずよし)1969年8月19日生まれ、55歳。大阪府出身。現役時代は右投げ左打ちの内野手。87年、PL学園の3年時、春夏連覇を果たし同年度ドラフト1位で中日に入団。22年間の現役生活で通算2480安打を記録。2021年オフに監督就任。