不審な飛行物体、アメリカで目撃相次ぐ…通報5000件にトランプ氏は「国民に知らせるべきだ」
米ニュージャージー州で11月以降、不審な飛行物体を目撃したとの情報が相次ぎ、「外国による工作活動」などと臆測が飛び交っている。米政府は14日、記者会見を開いて「多くは有人航空機を誤認したものだ」と説明し、火消しに追われた。
オンラインで開かれた記者会見には米連邦捜査局(FBI)や国土安全保障省などの担当者が出席し、政府の窓口に約5000件の通報が寄せられたと明らかにした。その上で、「外国の関与を示す証拠は一切ない」と説明した。
SNSではイランや中国の関与を疑う声も出ており、トランプ次期大統領はSNSに「政府は(情報を)国民に知らせるべきだ」と投稿した。
米メディアによると、政府からの説明がないことに目撃地域の住民はいらだっており、こうした声を無視できず会見を開いたとみられる。