国民民主激怒!「103万円の壁」引き上げめぐる自民・宮沢税調会長らとの協議10分で席を立つ
国民民主党の古川元久税調会長は17日、同党が求めている、所得税が生じる「年収103万円の壁」の引き上げに関する自民、公明両党との協議に浜口誠政調会長とともに出席した。しかし、10分もたたないうちに部屋を出て、廊下で待機していた報道陣に「打ち切りです」「終わりです」と述べ、怒りをあらわにしながたその場を後にした。
この日は、自民、公明、国民民主の政調会長や税調幹部が出席して、当初1時間の会合が予定されていた。
この問題をめぐっては、12月11日に「年収103万円の壁」を、178万円を目指して来年から引き上げることで合意したと、自民、公明、国民民主3党の幹事長が合意した。これに対し、自民党の宮沢洋一税調会長は「釈然としない」と述べ、13日に行われた与党と国民民主3党の税調幹部らの会合では、与党側が国民民主に、178万円には遠く及ばない123万円の額を提案。国民民主は一蹴し、この日、再協議を行うことになっていた。
宮沢氏はまた、123万円の額について「誠意を見せたつもりだ」などとコメントしたことから、「103万円の壁」引き上げを求める国民も多いこともあり、SNSで大炎上する事態になっていた。